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岩本 保弘 (いわもと やすひろ) |
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この10年のインターネットの普及に伴い、様々な分野においてコンピュータネッ
トワークを活用した新たなビジネスモデルが構築されると同時に、旧来の方式では
淘汰されるものも多く見られるようになりました。
新たな分野では、本やコンピュータ、家電、洋服などのインターネット通販やオー
クションが売上を大きく伸ばしています。ロングテール現象といわれる、リアル店
舗だと面積の制限でおけない(死に筋)商品が、インターネット販売だと土地の安
い倉庫に在庫を置くこともできるし、在庫がなくても多くの商品から検索をして注
文販売することができるようになり、少ししか売れない商品を売ること(消費者か
らすると買うこと)で、少数派の消費者のニーズを満足させることができるように
なりました。
逆の面もあります、残念なことですが、熊本においても老舗のレコード店が閉店し
ました。しかし、その近くでは演歌を中心にレコード、テープ、CDを販売するお
店が今も残っています。古いモデルが淘汰されるという単純なものでなく、古い中
に特徴付けができれば何か付加価値を提供できるのかもしれません。やはり多様化
の時代なのでしょうか。
また、アナログからデジタルへの移行も進みました。もっとも顕著なのはフィルム
カメラからデジタルカメラへの移行です。大手カメラメーカがフィルムカメラから
完全撤退しました。フィルムを作る会社はかなりの打撃があったでしょう。
テレビもデジタル放送が始まり、2011年には完全にデジタル化に移行します。
広告の世界でも、ラジオの広告費をインターネット広告が追い抜いたそうです。
書き始めるとキリがありませんが、時代の移り代わりに目を凝らしながら、知らな
いうちに置いてけぼりをくわないようにしたいものです。
NEXT熊本においても、県民がICT活用で遅れを取り他県との競争に負けない
ように、そして豊かな生活がおくれるように少しでもお役に立てればと思います。
以上、乱筆で申し訳ありません。 |
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